| ■ A64 vs P4 on DivX |
サーバ向けにAthlon 64を買ったのですが、これは私が使っているPCの中で最も基本スペックが高いCPUだったりします。それを1Gにクロックダウンしています。せっかくなので、定格に戻してPentium4と比較してみました。
但し、ベンチマークソフトでの比較は他の情報サイトでも多くあると思うので、ここではDivXのエンコード能力を比較します。ただ動画をストレートにDivXにエンコードするよりも、AviUtlなどで画質を整えた上でエンコードするのが一般的だと思います。よって今回はAviUtlを使った場合のエンコード速度を比較したいと思います。(要するにAviUtlでフィルタ類をかけてDivXを出力した場合の比較です)
単純にDivXのエンコード能力を比較したいのであれば、ここら辺を見ると良いかと思います。
| マシンスペック |
Athlon 64および、Pentium4仕様は昔書いたページに載ってますが、今も変わっていません。Cool'n'Quietは無効にしています。
| CPU | AMD Athlon 64 2800+ | intel Pentium4 2.4B |
| 動作クロック/FSB | 1.8G (200x9) / HT800 (200x4) | 2.8G (156x18) / FSB 624 (156x4) |
| M/B | GIGABYTE GA-K8S760M(SiS760) | GIGABYTE GA-8PE677Pro(i845PE) |
| MEM(動作クロック) | DDR400 512M CL. 2.5 (200x2) | DDR333 1024MB CL2.5 (156x2) |
| HDD | Maxtor 5400rpm 80G | Maxtor 5400rpm 80G |
| VGA | Matrox G450DH 16M | Matrox P650 |
| OS | Windows2000 SP4 | Windows2000 SP3 |
| FAN | ALPHA PAL8150+ADDA1600rpm | ALPHA PAL8952+ADDA 1600rpm |
メモリ容量が倍違いますが、エンコード時は使用物理メモリが512MB内に収まるように設定しています。VGAも大きく違いますが、この比較では関係ないと思われます。HDDも共に同仕様のドライブにファイルを置き、差を無くしました。
CPUクロックは違いますが、Athlon 64はモデルナンバーが2800+、Pentium4は2.4Bをクロックアップして2800MHzまであげる事で数値上?は近い性能になるのでは無いかと思います。但し、Athlon
64のモデルナンバーはFSB533系のPentium4でなく、FSB800系+デュアルチャンネルメモリのPentium4を意識した値と言われています。よってAthlon
64 2800+ vs Penitum4 2.8Cの方が拮抗した結果になるのでは無いかと思います。
AviUtl / DivXの設定
エンコードはAviUtl 0.98d + DivX 5.0.2 で行います。AviUtlの設定は条件が同じで無いと比較する意味がありませんので共に同じです。DivXの出力設定に関してもまったく同じ状態にします。
| AviUtl Ver 0.98d | DivX 5.0.5 |
| 有効フィルタ、有効機能 | 設定 |
| インターレースの解除 自動24fps ノイズ除去(時間軸) クリッピング 色調補正 シャープ Y/C伸長 黒べた追加 サイズ変更 640x480 |
1Pass Qualty Base QB= 2.5 それ以外は全てOFF |
今回入力ファイルとして前にエンコードしたDivX形式のAVIファイルを使用しました。ファイルはDivX
5.0.2 QB=2.5/640x480/29.97fps/36020フレーム(20m/1208sec)。AviUtlの設定は読み込んだ動画と合っていませんが、これはDVキャプチャー時のプロファイルをそのまま使用しているためです。
後は、まったく同じ設定でそのままAVIで出力し、エンコードにかかった時間を比較します。
| エンコード結果 |
予想通り、Athlon 64の方が早く終わりました。しかもかなり大差が付いています。Athlon 64の方が10分も早くエンコードが終わっています。
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| Athlon 64 2800+の作成時間 | Pentium4 2.4B@2800Mの作成時間 |
| CPU | Athlon 64 2800+ | Pentium4 2.4B@2800M | 差 |
| エンコード時間(min/sec) | 42:38min 2558sec |
53:49min 3229sec |
-11:11min -671sec |
| エンコード速度(fps) | 14.145 | 11.213fps | 2.941fps |
ここを見ると分かる通り、Athlon 64とFSB800系Pentium4との比較だとPentium4が優位です。ただし、Penitum4+HTに最適化されているTMPGEncを使った結果です。この最適化がMPEGエンコーダだけなのかフィルタ類を含めた全てに行われているのか良くわかりません。フィルタ類にも最適化が行われているとなると、Pentium4の方が性能を引き出せていると思います。
それに対してAviUtlは基本的にMMXのみ、かつマルチスレッドに対応してませんので、Athlon
64 / Pentium4どちらが優位といった事は無いと思います。(Ver 0.99からSSEに対応しましたが、0.98dでは対応していません)
| 追加実験 |
今年になってP4機のマザーをDualChannel対応のもに変えました。i865G搭載のGIGABYTE
GA-8IG1000Pro-Gです。メモリ速度はmemtest86で確認したところ、およそ1.8倍になりました。計算上では2倍ですが、オーバヘッドがあるのか2倍にはならないようです。
DualChannel化によりメモリ帯域とFSB帯域が同じになりメモリの帯域不足が足を引っ張ることは無いと思います。
| CPU | intel Pentium4 2.4B | AMD Athlon 64 2800+ | intel Pentium4 2.4B |
| 動作クロック/FSB | 2.8G (156x18) / FSB 624 (156x4) | 1.8G (200x9) / HT800 (200x4) | 2.8G (156x18) / FSB 624 (156x4) |
| M/B | GIGABYTE GA-8IG1000Pro-G(i865G) | GIGABYTE GA-K8S760M(SiS760) | GIGABYTE GA-8PE677Pro(i845PE) |
| MEM(動作クロック) | DDR400 1024MB CL2.5 (156x2) Dual | DDR400 512M CL. 2.5 (200x2) | DDR333 1024MB CL2.5 (156x2) |
| HDD | Maxtor 5400rpm 80G | Maxtor 5400rpm 80G | Maxtor 5400rpm 80G |
| VGA | Matrox P650 | Matrox G450DH 16M | Matrox P650 |
| OS | Windows2000 SP4 | Windows2000 SP4 | Windows2000 SP3 |
| FAN | ALPHA PAL8952+ADDA 1600rpm | ALPHA PAL8150+ADDA1600rpm | ALPHA PAL8952+ADDA 1600rpm |
| CPU | Pentium4 2.4B@2800M | Athlon 64 2800+ | 差 | Pentium4 2.4B@2800M | 差 |
| エンコード時間 (min/sec) |
47:08min 2828sec |
42:38min 2558sec |
4:30min 270sec |
53:49min 3229sec |
-6:41min -401sec |
| エンコード速度(fps) | 12.737fps | 14.145 | -1.408fps | 11.213fps | 1.524fps |
上記の表はメモリがDualChannel時の比較表です。DualChannel化によりFSB帯域とメモリ帯域が同じになり、帯域不足によるロスは無くなり、エンコード速度はかなり早くなりました。それでもAthlon
64には負けています。
メモリクロック312MHz(156Mx2)の時、理論上の転送速度はSingleChannelで2.496G/sec、DualChannelで4.992G/Secとなり、2.5G/Secの向上で1.524fps向上するようです。仮に400MHz
Dualにした場合、転送速度は6.4G/secですので約1.5G/Sec向上します。想定されるエンコード速度の向上は(1.5/2.5*1.524=)0.914fpsとなり、FSB800系のCPUだとエンコード速度は13.651fpsと推定されます。Athlon
64が14.145fpsですのでFSB800系でもAthlon 64と同等にはならないと思われます。(理論値からの計算なので実際では多少変わると思いますが)
| まとめ |
正直ここまで大きく差が出るとは思いませんでした。よくエンコードはPentium4、3DはAthlonと言うのを見かけますが、FSB533系のPentium4ではAthlon
64にかなわない気がします。(更にモデルナンバーの大きいAthlonXP 3200+よりも性能は上かもしれません)。FSB800+DualChannelのPentium4だと結果は違うと思いますが、サーバ機でエンコードした方が早いとは(汗
またAviUtlでのエンコードならばPCWEBのベンチマーク結果は全く役に立たなそうです。確実にAthlon
64の方が上だと思われます。XP3200+は確かに速いのですが、モデルナンバーの割にPen4
2800と差が無かったので、これからはAthlon 64だと思います。
追記:AviUtl+DivXの組み合わせでは、FSB800系のPentium4よりもAthlon 64の方が確実に早くエンコードできると思われます。TMPGEncを使えばPen4に最適化されているので更なる高速化が望めるのかもしれませんが、フィルタ類が貧弱なため、正直AVI作成用途には向きません。
| おまけ |
おまけです。(ccpuって書いてるのはサーバ機は適当にキーを打った為です(汗)
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| Athlon 64 2800+の最高温度 | Pentium4 2.4B@2800Mの最高温度 |
Athlon 64はアイドル時は32℃、Pentium4はアイドル時が38℃でした。Athlon
64の方が温度が遙かに高いんですけど、何故?Athlon 64はPrescottと比較すると低発熱なだけっぽいような気が・・・Athlon機の方がケース内温度が高いと思われる方もいるかもしれませんが、GIGABYTEはケース内温度を検知できませんのでTemp*は関係ありません。HDDの温度が高いのはHDDの問題のようです。(チップがSmooth1.0なので高い温度が表示されます)
90nプロセスのWinchesterだと非常に低発熱みたいですが、SiSチップセットのマザー無いので。
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