| ■ PentiumIV OverClocking |
もうオーバークロックネタは書かないつもりでしたが、久々に楽しい(おいしい)CPUを買ったので。Celeron266@448MHzの素晴らしさに惹かれてからずっと、Celeronでしたが、Pentiumと名が付くCPUを初めて買います。初めての第七世代コア、DDRメモリと今までと勝手が違いますが、方法自体は変わっていません。今回はPentium4
2.4B@2.8GHz〜3Gを狙ってます。なおPen4/CeleronのオーバークロックはUMEKENさんのサイトが参考になると思います。
マザーの性能
GIGABYTEのGA-8PE667Proのオーバークロック向け設定項目は
・AGP/PCIクロック固定
・AGP/MEM/VCore電圧設定
・1MHz単位のFSBクロック設定
とごくごく普通です。特殊なものはありません。AGP/PCI固定はSocket370インテルチップセット搭載マザーでできたのは一枚だけでした。ずいぶん楽になりました。
環境
| M/B | GIGABYTE GA-8PE667Pro (i845EP) |
| CPU | intel Pentium 4 2.4B (SL6EF Q252A469) |
| FAN | Alpha PAL8942 + ADDA 1600rpm |
| MEM | Lei PC2700 CL2.5 512M x 2 |
| OS | Windows 2000 Professional SP2 |
メモリチェック
Pen4の組み立てのページでも書きましたが、再度行います。これはオーバークロックによってメモリデータが変化しないかを確認するためです。メモリ自体はオーバークロックにならないので大丈夫なはずですが、CPUやノースブリッジが耐えられないと変化することがよくあるので、そのためのチェックです。ただ負荷はかかって無いので単純なチェックです。
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オーバークロックでのメモリテスト 333MHz(166x2.0) CL=2.5 メモリの速度自体は変わりませんね。キャッシュ速度は格段に速くなってます。とりあえず、今回はメモリのオーバークロックはしないので3.0Gでメモリエラーが出なければ、それ以下のクロックでも大丈夫なはずです。一時間以上回しましたがエラーは出ませんでした。 FSB166設定だとバスクロックは666になるので、ちょっと心配でしたが大丈夫でしょう。ノースブリッジに冷却ファンも付いてますので。型番の667ってここから来てるのでしょうか? |
CPUの耐性チェック
これは、あくまでどの程度で動くかのキャパシティをみるために行います。使うソフトはスーパーπ(1677万)
x 2です。また冬のオーバークロックの安定性チェックほど当てにならないものは無いので、ファンヒーターで熱風をケースに送り込み、温度を随時確認しながらチェックします。モニタにはSpeedFan4.08を使います。
| CPUクロック | CPU電圧 | CPU温度 | 状況 |
| 2.7G(150x18) | 1.525V | 61℃ | エラーも無く終了 |
| 3.0G(166x18) | 1.525V | 51℃ | π計算エラー |
| 3.0G(166x18) | 1.575V | 70℃ | SpeedFanがエラー、πは大丈夫 |
| 3.0G(166x18) | 1.575V | 72℃ | π強制終了 |
πが大丈夫でもSpeedFanがエラー出すことから、70℃では駄目だと考えるべきです。さすがに70℃になることは少ないと思いますが。しかし、電圧上げの効果はあるようです。とりあえず、3.0Gで使えそうな見込みです。なおあんまり温度を上げると危険ですのでほどほどに。
オーバークロック常用可能領域
3.0G付近でも使えそうな感じはしますが、πだけでは全く信用できないのでより多くの負荷をかけ、エラーが無いかテストします。これはCPUの速度向上でπだけでは負荷があまりかからないのと、新しい命令セットが使われないと正確には確認できないのでは無いか?という考えから行ってます。特にMMX、SSEなどはπは使わないので3.0GでMMX、SSEが正常に計算できないとしても確認できません。また3Dベンチ系も表示の問題だけの場合が多いのではっきりとは分かりにくいと考えてます。そこで以下のように行ってます。
・スーパーπ 1677万 x 2(フォルダを分けないとエラーになります)
・AviUtl x 2 (MPEG4/MP3エンコード)
・TMPGEnc x 2 (MPEG1/MP2エンコード)
・FinalRealty (これはSoftwareD3Dで負荷がかけられるため)
・以上全てを並列に実行させる
πとFRは負荷をかけるためです。エンコードをそれぞれ二つづつ行うのは同じ状態でエンコードすると100%同じファイルができあがります。仮に計算エラーが生じていると、ファイルを比較したときに一致しないので確認しやすいというわけです。自分がメインにエンコードを行うという理由からこうなってます。
過去にπは問題なく通っても、エラーが出る場合が多くありました。Celeron400@600MHzはrarファイルの解凍でCRCエラーが100%出てしまいます。また、Celeron900@1.2Gもπだけなら何度やっても大丈夫でが、上記のテストを行うと100%πがエラーを出します。1.2Gで常用OKと言うのも試しましたが、結果は1.13Gですらエラーが出ます。3個中1.2Gで上記のテストをパスできたのはありませんでした。結局、夏に上記のテストをパスできたのはすべて1.1Gまで。Coppermineは1.1Gで打ち止めなのは、何となく分かったような・・・
常用可能領域チェック
上記の書いたとおりのテストを行います。今回はFRがダウンロード出来ないため、FRはなしです。また先ほどと同じようにファンヒーターで暖めます。なお今回はπは838万です。チェック中の画像
| CPUクロック | CPU電圧 | CPU最大温度 | π計算 | Aviファイル | MPEGファイル |
| 2.4G(133x18) | 1.525V | 58℃ | エラー無し | 一致 | 一致 |
| 3.0G(166x18) | 1.575V | 61℃ | エラー無し | 不一致 | 不一致 |
| 3.0G(166x18) | 1.625V | 68℃ | エラー無し | 不一致 | 不一致 |
| 3.0G(166x18) | 1.675V | 64℃ | エラー無し | 一致 | 不一致 |
| 2.88G(160x18) | 1.650V | 66℃ | エラー無し | 一致 | 不一致 |
| 2.8G(156x18) | 1.625V | 61℃ | エラー無し | 一致 | 一致 |
この結果から夏も常用可能なのは2.8Gが限界と思われます。2.8Gより上げると、MPEGファイルが一度も一致しません。MPEG(AVIのMPEG4含む)は前後フレームを比較して計算しますが、一度でもエラーが出るとそれ以降は全て一致しなくなります。68℃の時はファイルサイズまで違うので相当エラーが出ていたと思われます。電圧を上げると温度が上がり、かえって逆効果になってる場合もありそうです。温度が一致しないのは周囲の温度の関係です。
温度を50℃前後に維持すれば大丈夫かもしれませんが、現時点でヒーター無し2.8Gでも57℃まで上がってるので不可能です。夏場はケース内は軽く40℃を越えるので、60℃以上になることが予想されます。
まとめ
今回は冷却が1600rpmのファンのため非常に弱いのでこれを強化すれば、オーバークロック時の最大温度は下がると思います。ただそれは外周が冷たい場合の話で、夏は極端に効果が下がります。実際ファンヒーターでケースごと暖めると60℃以下になることはありません。逆に定格の場合は全然温度が上がってくれなくて困りました。またCeleron1.4Gの時からケースの排気は電源とCPUファンにダクトをつけて行っていたため、現時点では電源のみで行っています。2.8Gが57℃まで上がっているのは、きちんと排気を行えば下げられると思われます。夏場は冷却と排気の強化が必要と思われます。
また注意しなくてはいけないのはコンデンサ類です。温度が上がると極端に寿命が短くなります。よく電源周りが燃えるとか、コンデンサから液漏れしているというのは、熱によって駄目になる場合が多いようです。上記の結果からもオーバークロックするとヒートシンクの温度が上がり、コンデンサには良くない環境と推測されます。M/Bのガイドラインなど非常に詳しく考察されているたるさんのサイトがあるので、是非参考にすると良いと思います。
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