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■ SONY WV-DR7 + GV-DVC ■

 SONY WV-DRシリーズはDV+VHSのダブルデッキですが、残念な事にメディアコンバータ機能を搭載していない為、DV Raptor(*1)ではVHS側から取り込む事も、チューナーから取り込む事も出来ません。一旦DVテープに録画してからでないと取り込めません。

 私はGV-DVC/PCI(以下GV-DVC)ならDR7をメディアコンバータとして使えるようになると聞いて買ったのですが、実際にはDV Worksでは何も表示されず焦りました。いろいろ試行錯誤してGV-DVCの活用法を見つけだしたの書こうと思います。

 汎用IEEE1394 I/Fなら取り込めるとの話は聞いていたのでノートPCで試たところカメラデバイスとして認識して、OS(WinME)からそのまま映像を見ることが出来ました。つまりDV信号として不完全な状態でしか出力していないため取り込み出来ないのです。不完全と言っても映像と音声は出力されいるのですから、キャプチャー用途しては全く問題無いと思います。対応状況を表にまとめると以下の様になります。

WV-DR7とカードごと取り込みの対応表
DR7の状況 \ カード DV Raptor(*1) GV-DVC/PCI IEEE1394 I/F
DV再生時の取り込み
DV停止時の取り込み ×
VHS側再生時の取り込み ×

 要するにDVキャプチャーボードと言われるカードだけが取り込み&表示出来ないようです。しかし、GV-DVCはDV Raptorの様にDV専門に設計されてるわけでは無く、ただのIEEE1394 I./Fと同じです。専用のドライバー&ソフトでDVキャプチャーに特化してます。つまりRaptorの様にハード的に無理なのでは無く、ソフト的に無理なのではないかと思います。しかしGigaAVI Codecが無ければAVI制約である2G以上のキャプチャーが出来ず非常に不便です。(他のCodecではテープに戻せない為)

*1 Canopus製のDVキャプチャーカードは全て。

GV-DVC+DV WorksでDR7をメディアコンバータとして使う
 以下の方法でDV Works上でDR7のチューナー出力を表示&キャプチャー出来る様になり、参照AVIでも取り込めます。

 1)DV側のテープを抜く、もしくは録画予約を有効にしておく。(再生させない為)
 2)DVWorksのデッキの[ Option ][ DV機器の状態を無視する ]を有効に(一度設定すれば次からは必要無し)
 3)これでDVWorksの再生ボタンを押す

これでDVWorks上に表示されると思います。[ キャプチャ ]を押せば取り込めます。

GV-DVC+DV WorksでVHS側を取り込む
 上記の方法でメディアコンバータとして使える様になります。但し取り込めるのDV側だけで、VHS側を再生してもDV側のチャンネルしか表示されません。DV側をL1入力にして、DR7の出力をL1に入れてVHSを再生させてキャプチャーするのはループ状態になりますし、入力出力共に使うのでもったいないです。

 ここで考えを変えます。DV WorksではVHS側を制御できず、キャプチャーも出来ません。しかし、DR7はダビング機能を搭載してますので内部的にDV部とVHS部は接続されているハズです。要はVHS側の映像&音声をDV側に回せば良いんじゃないか?つまりダビングモードにすればOKなんじゃないかと。試したところ見事成功しました。

 1)DV、VHSテープを入れます(これはダビング機能を使用可能にする為)
 2)ビデオデッキにあるダビング方向ボタンの[ ← ](DV←VHS)を押します

後は上記のメディアコンバータとして使うを実行すれば、VHS側のDVキャプチャーが可能になります。
2)まで行った時点で、VHS側の出力がDV側に回される様になります。DV Worksで制御出来ないので面倒ですが、下手にアナログキャプチャーで取り込むのより遙かに綺麗に取り込めると思います。

この状態でVHS側の映像音声信号がDV側に回ってます。テープを抜くことで、VHSからの直キャプが可能になります。

GV-DVC+DV Raptorは問題ないか?
 GV-DVCの説明には他のIEEE1394 I/Fとの併用は不可能と書かれていたのでDV Raptorとの併用出来るか心配でした。しかし問題無く使えます。これはDV Raptorの方は完全に特化したボードの為マルチメディアデバイスとして認識され、IEEE1394 I/Fとして認識されるGV-DVCと衝突しないみたいです。


×印が付いてるのは下記の理由からで両方使えない分けではありません。

GV-DVCはハブとして使えるのか?

 GV-DVCとDV Raptorは併用可能な事は分かりましたが、DVデッキが一台しか無いので毎回端子を挿し変えなけれななりません。DVデッキ側のを挿し変えてもいいのですが、長いケーブルを回すのも面倒ですし挿し変えの面倒は変わっていません。ハブかスイッチャーで切り替えればOKなのですが、そこまで必要無いかと。

そこでGV-DVCは元は汎用IEEE1394 I/FなのでIEEE1394ハブとして使えるんじゃないか?と言う考えが浮かびました。

GV-DVCは端子が外側に2個あり、ケーブルも付属しています。つまり、DV RaptorとGV-DVCを接続し、GV-DVCとデッキをつなげばいちいち挿し変えずに済むのではないかと。
DV Raptor使用時はGV-DVCがハブと機能してくれればデジタルですから劣化も起きませんし、問題なく取り込め、GV-DVC使用時はDV Raptorはデッキじゃないので無視され、DR7のみ検出するんじゃないかと。

 実際にダメ元で試してみたら、問題なく出来てしまいました。これでどちらのボードを使うにしてもわざわざ挿し変える必要が無くなりました。

◆GV-DVCハブ機能使用時の制約
 ハブとして使えば挿し変える必要が無くなりましたが、弊害もいくつかあります。若干OSの起動が遅い気がしないでもありません。ドライバー読み込みで接続機器を検出するときにRaptorとのやりとりで時間がかかってるのかもしれません。ただ別の理由で遅くなっただけなのかも。

 もう一つは重要で、一つのOSで一つのボードしか使えません。私の場合Win98でRaptorをWin2000でGV-DVCで使うようにしています。Raptorを使うときはGV-DVCを使用不可状態しておかないとうまく動作しません。これはGV-DVCでデッキを検出してしまうためで、この状態ではRaptorが正常に信号をやりとりできないのです。OSのデバイス一覧の設定で使用不可にすれば全く問題なく使えるようになります。GV-DVCを無効化してもハブ機能自体は有効です。

ハブ利用時の対応表
OS \ カード GV-DVC/PCI DV Raptor 備考
Win98 × 98には対応せず、98SEドライバでCodecインストール可能
Win98SE/2000 排他利用のみ、どちらかのデバイスを"使用しない"にする

Win98で組み込む
 GV-DVCはWin98SEからの対応となっていますが、私はWin98SEで痛い目にあっているので、使う気になれません。そこでWin98にインストールしています。本来使わないのであれば初めからドライバを入れなければ良いのですが、編集とエンコードを全てWin2000ではなくWin98で行うからでCodecを入れるために組み込んでいます。しかし、Win98でGV-DVCのインストーラを起動しても"OSが違います"と出て正常にインストール出来ません。

 実は初めて組み込んだときはWin98のCD-ROMを入れろと出るのですが、ドライバが問題でWin98では使えないと判断してWin98SEのCD-ROMからドライバーを入れました。実際にはIEEE1394のドライバじゃなく、Win98が接続した機器を認識出来ないので使えなかったのですが。この状態、Win98+Win98SEのドライバだとGV-DVCのOS検出はパスしてインストールする事が出来ます。つまり、ドライバーでOSを判定しているようです。DVデッキを検出出来ないのでうまく使えませんが、Codecが入るのでAVIの再生等は可能になります。

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