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■ MPEG2AVI

◆SmartVision/MTV1000
 最近流行のMPEG2キャプチャーですが、DVD-R/RW/RAMに焼く為に導入する価値は十分にあると思います。ソフトウェアMPEG2エンコードは時間のかかりすぎなのでMPEG2ハードウェアエンコーダは最大の威力を発揮するかと。10時間かけてエンコードしたものがやり直しだと泣けます。またMPEG自体編集に向かない規格なのでフォーマット変換は多少面倒なところがあります。しかしマシンパワーの飛躍的な向上で大分良くなっています。

 ここではSmartVisionProが作るファイルを元に他フォーマット(MPEG4)に変換してみます。ねおそ氏よりMTV1000で作成されたファイルを頂いて、MTV1000でも同じ方法で変換出来ることを確認しましました。ここで紹介したツールはWiredにリンクがあります。

現在 MPEG2 VFAPI Plugin がmp2の読み込みに対応してます。
よって大抵のMPEGキャプチャーのデータはそのまま読み込めますので以下の作業はごく一部の場合をのぞいて必要ありません。

1.TMPGEncでm2pファイルの音声と映像を分離
 何故これをするかと言えば、付属のVideoStudio4でそのままMPEG4化すると音声がずれる様なのと、音にプチプチとノイズが載るためです。はっきり言ってフォーマット変換には全く使い物にならないクソです。そこで、音声部と映像部を分離して扱うことにします。(V5ならバグFixされてるみたいです)

TMPGEncはエンコーダですが、MPEGを編集する簡単な機能も搭載しています。[ ファイル ] -> [ MPEGツール ]で簡易分離で分離できます。古いバージョンのTMPGEncだとハングアップしますのでなるべく最新版のTMPGEncを使いましょう。


成功すると、.m2vと.mp2ファイルが出来ます。m2vが映像ファイル、mp2が音声ファイルになります。

2.AviUtl + MPEG2 VFAPIで読み込み編集
AviUtlは名前の通り、AVIファイル編集用ですが、MPEG2 VFAPIを導入することによってAVIファイルと同等にMPEG2を扱うことが出来ます。


ご覧のように*.m2vが増えて、読み込めるようになってます。

3.音声処理 その1
 SVProは音声をMPEG1 Layer IIの32KHz/192kbpsで取り込むようです。これを目的のAVIファイルにそのまま使ってしまっても良いのですが(実際には無理)、MPEG1 Layer IIIの32KHz/96kbps程度(*1)としても十分だと思います。MTV1000ならMPEG1 LayerII 48KHz/224kbpsなので48KHz/96〜128kbpsでしょう。
分離したmp2のままでMPEG4と合わせてAVIファイルを作る場合、mp2をRIFFチャンクを持つWAVファイルにします。どうやらそんなソフトは無いみたいです。(*2)

MPEG4出力と編集方法に関してはAVI Editで詳しく書いているのでそちらを参照してください。

*1 間違っても48KHz/128kbpsとかにしないで下さい。サンプリングレート変えると音質は確実に下がります。
*2 mp3用のでやったらmp3として認識されてしまうWAVファイルに(^^;正常に再生できません。フォーマットIDを書き換えれば何とかなるかもしれませんが分からないので止めました。MP3が0x55だからMP2は0x54か?とカンでやってみたら見事不明なフォーマットに(涙)

4.音声処理 その2 - 音ズレを確かめる
 3.でmp2をwav化しましたが、変換するソフトによって時間が微妙に変化します。音だけの時は気になりませんが、動画の場合は映像と同期しなければなりませんので時間がなるべく正確である必要があります。3.の状態で音と映像両方がAviUtlで扱えてると思います。[ 表示 ] - [ 再生ウィンドウの表示 ] で再生ウインドウが表示され再生する事が出来ます。MPEG2をAVIとして扱ってる場合は処理が重く同期が難しいのですが、映像の終わりの辺りまで移動してみて、再生を押して表示される映像と音声がほぼ一致してるか確かめて見てください。この状態で既にズレているとどうしようもありません。WAVファイルを作成し直す必要があります。

・WAVE(PCM)化
TMPGEncで音声ソースにmp2ファイルかmpgファイルを選んで[ ファイル] -[ ファイルに出力 ] - [ WAVEファイル ]を選択して、保存すればWAVファイルが作成されます。

◆DVD/DVD-RAM
 こちらはDVD-RAMを用いた方法です。最近はDVDレコーダで直接DVDに記録できるようになりました。さらにPC上で読み込めばそのままエンコード用ソースとして使うことが出来ます。そこでここではRD-X1で記録したものをPC読み込みMPEG2キャプチャと同等に扱いたいと思います。

1.ファイルを分離
 TMPGEncを用いて上記と同じ要領で分離すると、m2vとac3に分かれると思います。m2vはMPEG2で、ac3はDolbyDigitalです。RD-X1でLPCMで録画したものならばPCMのWAVに直接できます。

2.音声処理
 ここではTMPGEncを用いてPCMのWAVに変換します。なお、PowerDVD等のDVDプレイヤーがインストールされていることが必須です。これはDirectShow経由でac3をデコードするためです。

・WAVE(PCM)化
TMPGEncで音声ソースに分離したac3ファイルを選んで[ ファイル] -[ ファイルに出力 ] - [ WAVEファイル ]を選択して、保存すればWAVファイルが作成されます。

これでMPEG2キャプチャーと全く同じです。なお、CPRMで著作権保護されている物は扱えません。

3.音ズレを確かめる
 上記の手法で変換してAviUtl上で読み込んでみたところ見事!と言うか完璧に音ズレを起こしていて全く駄目です。具体的には音が遅いんです。本来15秒で収まるところが4フレームほど次のシーンにずれ込みます。よって完全に同期が取れていないので使いものになりません。今回はDVでキャプチャーしたのと比較したのでズレの程度が分かりましたがVROファイル単独でこの作業を行った場合、基準が分からないので補正しようがありません。よってこの手法は使えない可能性が高いです。なおこれはTMPGEncやPowerDVD VR-Xのデコーダが悪いのでは無くDirectShowを使っている為だと思います。

DVD2AVIを使う方法が一番簡単そうです。(ただ今作成中)

 市販DVDですが、プロテクトを解除して吸い出す場合は違法になるので注意。変換ははっきり言って時間と労力と電気代のムダ以外の何者でもありません。理論上出来ると言うだけで、やる価値はほとんど無いでしょう。きっちり2時間のDV 720x480の物をMPEG4 320x240に変換するのにおよそ11時間かかりました。仮にこれをDVDから行った場合これほど馬鹿げてる事はありません。dtsやシーン情報、画質を失ってまでMPEG4にする価値はほとんど無しです。やむを得ず変換の必要がある以外意味は無いと思います。

著作権法第30条
(私的使用のための複製)
第三十条 著作権の目的となつている著作物(以下この款において単に「著作物」という。)は、個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用すること(以下「私的使用」という。)を目的とするときは、
次に掲げる場合を除き、その使用する者が複製することができる。

二 技術的保護手段の回避
技術的保護手段に用いられている信号の除去又は改変を行うことにより、当該技術的保護手段によつて防止される行為を可能とし、又は当該技術的保護手段によつて抑止される行為の結果に障害を生じないようにすることをいう。
第百二十条の二第一号及び第二号において同じ。)により可能となり、又はその結果に障害が生じないようになつた複製を、その事実を知りながら行う場合

一部省略


要するに市販DVDは暗号解除(=改変)して複製(=防止される行為)は認められないって事ですな。

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