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■ DV Raptor x GV-DVC ■

 DVキャプチャーに特化したものとして、DV RaptorシリーズとGV-DVCシリーズがあります。共に複数のモデルが存在しますが、どちらも発売時期の違いだけで、ソフトウェアの違いや付属のドライバーが違うだけです(GV-DVC3/PCIは1394-PCIと同じです)。実際にどちらも基盤は同じで性能差無いと思います(RaptorはPALに対応しなくなりましたが、全く影響無いと思います)Raptorシリーズの廉価版としてオーバーレイ表示用の入出力を省いたEZDVも大差はないと思います。

大まかな違い
 DV Raptorは完全にDV専用に特化させた商品で汎用性は全くありません。それに対してGV-DVCは汎用IEEE1394 I/FをDV Worksと専用CodecでDVに特化させた商品です。あまり大差が無いように感じますが、実は大きく違います。GV-DVCはOSの機能を一部利用してDVデッキを制御します。だからCanopus製品とは違いWin98SE以降の対応となっているわけです。Raptorの場合は自前で専用ボードにアクセスしてデッキを制御します。

画質差
 両者には画質面ではほとんど差がないと思います。これは単純にみた感じでの話なのですが、PC上で表示される画像は元々TVで表示されるものはとは全く別ですので、色の再現性等の話をするのはほとんど無意味です。エンコードを行う場合は昔はかなりの画質劣化があったようですが、現在では解決しているようです。ただ取り込んでまたテープに戻す場合はどちらも画質差は全くありません。これはDVはDVC-SD信号でテープとやりとりするのですが、どのCodecだろうとDVC-SDデータ自体は全く変わらないためです。テープからAVIという形にファイルコピーしているようなものです。画質差が生じるのはあくまでPC上で表示する場合と、DV形式に圧縮する場合だけです。

長時間キャプチャーする場合は?
 Raptorは参照AVIとシームレスキャプチャー(*1)で対応してますが、HDDが一杯になった時点でアウト、キャプチャーが止まります。シームレスキャプチャーは何故か別ウインドウで表示され非常に使いにくいです。GV-DVCはハード的には大したことはありませんが、DV Worksはそれなりにできてます。まず、参照AVI、シームレスキャプチャー(*1)あります。併用も可能で、HDDが一杯になるとなんと次のドライブにファイルを作成してキャプチャーし続けます。例えばD:が一杯になりE:に空きがあるとそのまま取り込み続けます(もちろんそれも参照AVIです)。ただし、大本のAVIファイルが一杯になると容量不足で止まる場合があります。
 この機能には直キャプの場合非常に便利です。と言うのも直キャプの場合時間である程度サイズを予測できますが、万が一HDDが一杯になっても止まらず取り込み続けてくれるからです。直キャプの場合止まってしまうのは致命的です。残念ながらRaptorにはこの機能は無いですが、DR7では直キャプ出来ないので意味がないですね。
 また同期補正機能と言うのがあり、音声のサンプリングレート誤差から来る音ズレを自動的に補正してくれます。どの程度

長時間キャプチャーではDV Worksの方が機能は上です。

*1 これはAVI規格の上限2GB単位でファイルを作ってキャプチャーをし続けます。

テロップのデコードミス
 どちらもデータ自体に差は無いと書きましたが、致命的バグがあります。それはテロップを含む場合デコードに失敗するということです。これはどうやっても回避はできませんが、テロップを含む場合の方が少ないので滅多に起こらないのであまり気になりません。しかし、でる場合はでます。


x4 拡大すると

明らかにテロップの表示がおかしい


回避法
 両者のCodecで参照AVIはファイル構造が違い互換性がありませんが、参照AVIでない場合は互換性があります。Codecを認識する部分を書き換えるとDV Raptor Codecで再生されるようになり、回避できます。(CanopusのCodecでは起きないし、DVデータ自体は同じなので)シームレスキャプチャーで取り込み全部Pana CodecからRaptor Codecに変えてしまえば問題は解決します。ただこれによって何らかの弊害が生じる場合があるかもしれません。シームレスキャプチャー自体、ファイルをまたがる時にノイズが乗ったと言う話も聞きますので100%確実な回避法とは言えません。
 私の場合、テロップを含んで取り込むのがほとんど無いのと、MPEGにしてしまうと全く分からないので気にせずGiga AVI Codecを使用してます。

デッキ制御の精度
 DVの場合取り込むだけでなくテープに戻す作業もします。この時、いかにRaptorが優れていて、GV-DVCが酷いか分かります。Raptorの場合再生ボタンを押せば直ぐにウインドウで表示されますが、GV-DVCは時間がかかります。Raptorはほぼビデオ出力と同じですが、GV-DVCの場合3秒ほど遅れて表示されます。キャプチャーの場合は再生後テープを戻して取り込めば特に問題はありませんが、テープに戻すときはこれがネックです。
 Raptorは1フレーム単位でデッキを制御でき、正確にデッキに戻すことが出来ます。つなぎ目が分かる事はほとんどありません。ところがGV-DVCの場合は3秒遅れるわけですが、再生、停止などの制御信号はほぼリアルタイムで伝わるようです。つまり映像がデッキに届くまでは当然3秒間は無駄な映像が記録されてしまうわけです。さらに酷いのが尻切れを起こす点です。DV Worksの再生が終わると直ぐに、デッキ停止の信号を送ってしまうため、映像は3秒遅れてデッキに届くにもかかわらず、停止信号はほぼリアルタイムで送るのですから尻切れが起こります。回避方法は終わり余分にしておくほかありません。(パラメータで設定できるみたいですが、よく分からないので設定してません )

本当は少し違う動作なのですが、ほぼこのような感じの事が起こります。また3秒というのは大体の時間なのと、上記で映像としてますが、当然音も同じです。

命令 再生
デッキ側の表示 1-2-3-4-5-6
DV Worksでの表示 *-*-*-1-2-3

これは特に問題ありません。取り込む場合DV Worksでの表示を元にキャプチャーをしたりデッキを止めたりすれば良いのですから。

命令 録画開始 停止
デッキ側の表示 1-1-1-1-2-3-4-5-6 -*
DV Worksでの表示 1-2-3-4-5-6-7-8-9 -*

こちらは問題大ありです。録画開始の命令で動きますが、DV Worksは映像を再生していてもデッキには初めにポーズ状態の絵と音が来ます。ですから1-1-1と余計なのが入ってしまいますし、停止もデッキ側は6なのにWorksが9まで行ったと判断して勝手に止めてしまうので尻切れになってしまいます。

編集中
実際にどれくらいの遊びが必要か試してみたところ、テープの頭らだとほとんど無し戻しはほとんど無し
本来の長さ 08:58:09
実際に書き戻された時間 08:57:21
大体1秒尻切れするようですね・・・

▲Indexに戻る 02/03/19 Update