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◆NEC Smart Vision Pro for USB
最近流行のハードウェアMPEG2キャプチャーで、その先駆けと言えます。USB経由でキャプチャーを行うため、ビットレートの制約があります。また汎用のキャプチャーデバイスとして認識されませんので、ソフトウェアは専用のしか使えません。しかし、そのかわりタイムシフト機能や、EPG予約録画などが出来ます。安定性はかなり悪く、何度か電源を入れ直したりしないと正常に動かない事がありました。ただこの辺はドライバー&ソフトウェア次第かもしれません。またAVIファイルでは無いので2Gの壁がありませんし、既にMPEGなので、録画時間を気にする事無くキャプチャー出来ると思います。

画質
画質を論じるには素の画像を取り出さないといけないのですが、SVProはまずこれでつまずきました。付属のソフトウェアで再生させると、文字が潰れて表示されブロックノイズが大量に出て正常に表示してるとは思えません。どうも画面サイズと表示領域を一致させて無いためか、アンチエイリアシングが働いてボケボケ&文字が潰れてるようです。仕方ないのでPowerDVD VR-Xで表示させたところ・・・見た目でおかしいと分かりました。本来の解像度である720x480で無く720x540で表示されてしまいます。アスペクト比情報の4:3に合わせて表示してしまっているので、ボケボケの補正された画像しか表示出来ません。

これでは全く意味がないので色々な方法を試してみたのですが、なかなか大変でした。MPEG2からAVIに変換したりもしましたが、一番使い道のある方法で取り出しました。AviUtl+MPEG2 VFAPI Plugin (*1)で取り込みました。また、MPEGの性格上画質が一定ではないのですが、最高画質と思われる部分をとりあえず載せておきます。


安定状態の画質

キャプチャーは付属のソフト、ビットレート最大、S端子接続です。画像抽出はAviUtl+MPEG2 VFAPI Plugin、補正全て無効
なお本来の解像度は720x480ですが、有効部を考慮して704x480にしています。


MPEGエンコード弊害の画像

キャプチャーは付属のソフト、ビットレート最大、S端子接続です。画像抽出はAviUtl+MPEG2 VFAPI Plugin、補正全て無効
なお本来の解像度は720x480ですが、問題の部分だけにしています。



Color Barで突然現れます。ほぼ一定状態の映像なので、この様にならないハズなのですが・・・これが数フレーム出現後また元にもどりました。



この数フレーム前が動きの激しい映像だった為か完全にブロックノイズが出てます。この後、数フレーム後にブロックノイズ無しの安定した状態になります。

ビットレート指定は多分最大だと思いますが、かなり悪いです。ともかくブロックノイズが目についてかなり気になるレベルです(特に開始時とシーンチェンジの時)。これを保存用にするにはかなり無理があるような気がします。カラーバーでは変に見えますし、明らかにおかしいノイズが乗ります。MPEG変換の弊害がもろに出てる感じです。色やノイズ量は別として、Bt878の640x480方が安定している様に思います。本来MPEGの場合動きの激しい映像で性能差が出やすいのですが、今回は動きのない映像で解像度や発色などを見てます。
発色に関しては鮮やかでかなり良いと思います。ただCATV INFOでは黒い分が白く曇っているあたり、取り込み時にかなり明るさを強くしているようです。MPEGと言うこともあってべた塗りの画像はノイズも均一化されかなり見やすいのでは無いでしょうか?

MPEG2と言う最近主流の圧縮方式ですが、画質はまだまだ向上の余地はありそうです。MPEG2への変換をハードウェアが行ってくれるため一旦AVIで取り込んでからソフトウェアでMPEG2に変換するのより遙かに時間短縮できますので、画質重視より効率重視だと思います。

*1 VFAPI Pluginとは、特定のファイルをAVIファイルとして扱うために入れるプラグインで、このプラグインを導入したアプリは擬似的にAVIファイルと同様に読み込めます。